2008年8月3日日曜日

スカイ・クロラ

昨日公開された映画「スカイ・クロラ」を観てきました。

空がとても綺麗でした。



公開が決まった当初、私はこれを観ようとは思っていませんでした。

この映画は「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」などを手がけた押井守が監督でなにやら日本テレビ開局55周年記念作品だそうで、かなり前から前売りチケット販売の宣伝などで街角でよくポスターを見かけていたのですが、攻殻機動隊のファンであってほかに興味がなかったので、特に観たいと思うものではありませんでした。

ただ、その公開記念として1ヶ月前に公開された「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0」は当然のごとく初回最初の公演を見に行ったわけですが、その際に予告編を見て「なんだかこれは見ておくべきっぽいぞ」と思ったわけです。

この「スカイ・クロラ」には原作に森博嗣さん著作の小説「スカイ・クロラ」シリーズがあり、私は小説を読まない人だったので存じてなかったのですが、周りに話をするともっすごく有名だそうで、とくに「すべてがFになる」などは「これを知らないなんて論外だよね~」なんてツッコミを入れられるほどでした。


原作のある映画を見る場合、原作から入るか、映画から入るかの悩、ましい問題があると思いますが今回は予告で物語について興味を持ったので、まずは小説から入ろうと、映画公開1週間まえに小説を買いあさり、シリーズを3日ほどで読了しました。

そして、すっかりその魅力に取り付かれてしまいました。


そうなると、この自分のなかに構築された「スカイ・クロラ」の世界観を維持したいという気持ちが強くなりました。すっかりと森博嗣ワールドの虜になってしまったようです。
映画というのは、ある物語を2時間弱という短い時間の中で観客に映像と音で説明するものだ。ということをどこかで読んでいて、この「スカイ・クロラ」シリーズの世界観・ストーリーを2時間で説明するなんて、到底無理だろう、かなり無理やりに押し込んでるんじゃないかと不安になってしましました。

とはいえ、やっぱり押井守さんの監督作品なわけで、攻殻機動隊 2.0もすばらしかったので、ここはひとつ小説を2回目読み始める前に映画を見ようと考えました。

公開前日に映画館のホームページで上映時間を確認したところ、夕方の公演終了後に舞台挨拶があるというのを知り、当日の座席指定のときにもし空きがあれば、ぜひ押井守さんを拝見して話を聞きたいと思ってたのですが、運良く若干の空きがあったので結局、初回と舞台挨拶の公演を観てきました。


特にここでストーリーなどに触れての感想をかきませんが、原作を読んでる人にも知らない人にもお勧めできるものだと思います。

特に戦闘シーンなどは自分のなかにあった世界観とまったくずれがなく再現されてて、しかもよりいっそう充実させるものでした。戦闘シーンでは自然と笑顔になってました。「これこれ!」って。


1回目は原作で自分の作り上げた世界観と映画のものとを刷り合わせて鑑賞し、2回目は映画自体に込められた世界観をじっくりと鑑賞する見方がベストでした。それでもまだ観たりない。観たいと考えてますw

原作を知らない状態で観たとしても、1回観ただけではやっぱり説明されないものも多くありますし、自分のなかでそれをうまく解釈することができずに頭が?でいっぱいになると思います。それをきっかけに原作に興味を持ち森博嗣ワールドに引き込まれることになるでしょうから、なんともうまく創りあげられたものだと思います。


舞台挨拶で、押井守さんが「映画とは観るだけでは不十分で、それについて誰かと話をすることで始めて映画だといえる」とおっしゃっておられました。
映画のなかですべてを説明しきらずに、観た人それぞれがそれを補完し解釈し、それを人に伝えて初めて映画が完成するんだと思います。




まあなんにせよ、あの綺麗な空を観に行ってきてください。そしてどっぷりと空の魅力に取り付かれてきてください。

0 件のコメント:

このガジェットでエラーが発生しました